クロストーク
CROSS TALK

座談会
先輩たちが語る、PRCのリアル
先輩たちが語る、PRCのリアル
それぞれの部署で経験を積んできた
若手社員たち。
ここでは、今後のキャリアや目標、
部署でのやりがい、
印象に残る仕事などをテーマに、
ざっくばらんに語り合ってもらいました。
これからのキャリアを描くヒントや、
職場のリアルな雰囲気をお伝えします。

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Y.O
映像部
映像システム課
映像制作グループ
(2024年入社・理系)競馬場やウインズで放映されている「タートピッ!ニュースフラッシュ」の制作を担当。原稿作成から編集まで一貫して手がけ、お客様に伝わる番組作りを追求している。
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M.A
映像部
映像システム課
映像制作グループ
(2023年入社・文系)週末に行われる競馬中継のディレクションを担当。レースごとに臨機応変な判断が求められる緊張感ある業務だが、その分達成感ややりがいも大きく、着実に経験とスキルを重ねている。
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C.T
プロモーション事業部
サービス事業課
イベントプロモーショングループ
(2024年入社・文系)JRAのイメージキャラクター「ターフィー」事業に関わり、グリーティングなどのイベント運営を担当。競馬の魅力を幅広い層へ伝え、現場での調整力や柔軟な対応力を磨いている。
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K.T
販売部
販売課
通販・優駿グループ
(2024年入社・理系)競馬グッズを扱うターフィーショップの通販部門「ターフィー通販クラブ」の運営を担当。発注作業や商品ページの準備等のほか、GⅠなどの大きなレースの際には実店舗に立つことも。
CHAPTER
01
現在の仕事について
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K・T 私は現在、ターフィー通販クラブの運営を担当しています。もともと学生時代に映像関係のアルバイトをしていたので、入社前は「将来的に映像にも関われたらいいな」という気持ちも少しありました。ただ、特定の部署を強く希望していたわけではなく、「競馬に関われる仕事なら何でもやってみたい」という気持ちで入社したんです。
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そうだったんですね。実際に今の部署に配属されてみてどうでしたか?
C・T -
K・T 通販・優駿グループへの配属が決まったときは驚きもありましたが、実際にやってみると、自分が会員として利用していたサービスだったこともあって意外と早く馴染めました。最初はお客様対応に苦手意識はあったのですが、今ではすっかり慣れてきて、この業務にやりがいを感じています。
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私は逆に「映像に関わる仕事がしたい」とハッキリ思って入社しました。現在は映像システムグループとして週末の競馬場で中継を担当しているのですが、以前から競馬中継をずっと見ていたので、あの映像をつくる側に回りたいと漠然と思っていたんです。実際に中継ディレクションを担当してみたら、モニターの数と判断する情報量が想像以上で、最初は衝撃でした(笑)。でも取り扱う情報が多い分、映像で伝わったときの達成感はとても大きいです。
M・A -
Y・O 私はもともと商品開発のような仕事に興味があったんですけど、配属されたのはIT事業部。その後異動を経て現在は映像制作の仕事をしています。どちらも未知の分野だったので最初は戸惑いもありました。ただ、実際に映像制作をやってみたら、「映像編集って意外と自分に合ってるな」って気づけたんです。そこからはむしろ企画を出したり、「もっとこうしたい」と考えるのが楽しくなりました。
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私も入社前は商品開発に興味があって、「グッズを作る立場って面白そうだな」と思っていたんですが、実際に配属されたのはイベント関連業務をメインとする部署でした。
最初は不安もありましたが、ターフィー事業でさまざまなイベントを担当するうちに世界が広がって。実はあまり得意だと思っていなかったお客様との会話も、今では一番やりがいを感じるポイントになっているんですよね。C・T -
M・A 希望とは違う道を通っている人も多いのに、今は全員がしっかり「自分の仕事」として楽しめているのが面白いですね。
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結果的に自分の得意なことや好きなことに気づけたって感じですよね。
Y・O -
K・T はい。配属された瞬間は想像と違っても、続けてみたらちゃんと自分の成長につながっていて…今は、この部署でよかったなと素直に思っています。
CHAPTER
02
競馬との関わりについて
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K・T 私が携わるターフィー通販クラブは、お客様の反応が売上の数字やSNSの投稿として“目に見える”仕事です。大きなレースのときはターフィーショップの店頭に立つこともあって、実際にお客様が当社で制作した競馬グッズを手にしている姿や愛用してくださっている姿を見ると、やりがいを実感します。
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プロモーション事業部では、お子様や若い女性など競馬にまだ親しみのない人も対象としたイベントが多いです。以前、競馬場に行くとプレゼントがもらえるという企画をショッピングモールで行ったのですが、全く競馬に興味がない方を対象にしたイベントでなんと100人以上の方が競馬場まで来てくださって。そのときは本当に嬉しかったです。
C・T -
K・T すごいですね!競馬の楽しさをたくさんの人に広めることができるのは、プロモーション事業部の大きなやりがいだと思います。
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はい、競馬をよく知らない方にも興味を持っていただけるようなイベントを日々考えています。映像部はどうですか?
C・T -
M・A 映像システムグループは、JRA公式映像の生中継という、競馬の最前線で仕事ができるのが魅力ですね。白熱のレースをリアルタイムで見ながら放映内容を判断するので緊張感はありますが、自分のディレクションした映像が全国の視聴者に届けられていると思うと、やりがいもひとしおです。
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会場の熱気を肌で感じながらの仕事、すごく魅力的です!
C・T -
M・A そうですね。たとえばGⅠなどの大きなレースになると、競馬場内からワーッと拍手が起こる音が中継車の中にいても聞こえてくるんです。心が沸き立つ特別な経験ですね。
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私たち映像制作グループも同じです。直接現場に行くわけではありませんが、自分が「良い」と思って選んだ映像や言葉がたくさんの人に届くのを見ると、すごく嬉しいです。自分の作ったものを見てくれた人から「面白かったよ」と言われる瞬間は、本当にやりがいを感じます。
Y・O -
C・T こうして4人とも違う形で競馬に関わっていますが、現場に立つ人、映像で魅せる人、販売で支える人など、それぞれのやり方でお客様の期待に応えられるのが、私たちの会社の強みだと思います。
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そうですね。競馬の面白さや興奮を届けるという共通の目的があるのがいいですよね。
K・T -
M・A それに、数字や反応が目に見えるのも、自分たちの仕事が役立っている実感につながるし、やっぱり嬉しいです。
CHAPTER
03
印象に残っている仕事について
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K・T 私にとって印象に残っているのは、年末に行われた有馬記念の日にターフィーショップの店鋪に立った経験です。グッズをお買い求めになるお客様の列が途切れることなく伸び続ける中、危険がないようスタッフと連携しながら列整理などの対応をしました。当時は新人で経験も少なかったため、とにかく大変で。本当に必死だったんですけど、この経験があったおかげで、その後の大きなレースでも「このくらい混むかもしれない」と想定しながら準備ができるようになりました。
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それは大変でしたね…!私の場合は、「JRA賞 授賞式」の運営ですね。課としても総動員で臨む大規模イベントで、名札の作成や名簿の確認など、細かな調整がたくさんあって本当に大変でした。でも、終わった後に「大きな仕事をやり切った」という実感が湧いて、すごく印象に残っています。
C・T -
M・A 私は前部署で競馬専門チャンネル「グリーンチャンネル」を手掛けていた際に、有馬記念当日の現地中継ディレクションを任されたことです。カメラの位置決めや撮影指示など、すべて私が主担当として判断する必要があり、とても緊張しました。少し失敗してしまった部分もありますが、大事に至らず済んでよかったです(笑)。
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えっ、どんな失敗ですか?気になる…(笑)。
C・T -
M・A その日は風がとても強く、現地の様子をリポートする生中継先で三脚がグラグラと揺れてしまって…。直前に急いで撮影場所を変えることで無事に中継はできたのですが、内心かなり冷や汗ものでした。
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想像するだけでハラハラしますね(笑)。生中継の裏側ではきっと色々なことが起こっているのでしょうね。
K・T -
M・A そうですね。緊張感がある分、達成感も大きいです!
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私は、やっぱり最初に担当した「タートピッ!ニュースフラッシュ」が競馬場で実際に流れた瞬間ですね。すべて自分で編集して確認したものが大画面で流れているのを見て、本当にホッとしたと同時に誇らしい気持ちになりました。次も頑張ろうと思えた最初の大きな経験でした。
Y・O -
C・T みんなそれぞれ立場は違うけれど、印象に残るエピソードには「必死の中の達成感」が共通点かもしれませんね(笑)。
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そうですね。失敗やイレギュラーにぶつかりながらも誠実に取り組んだからこそ、次に活かせる知識や判断力も身につく気がします。
K・T -
Y・O 大きな仕事を成し遂げたときの充実感は格別ですし、思い出としてずっと残りますね。
CHAPTER
04
職場の雰囲気について
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M・A 「グリーンチャンネル」の番組制作に携わっていた前の部署では、平日のレギュラー番組と週末の中継番組をどちらも担当していたのですが、今の部署は週末の中継に集中するような業務体制です。その分「現場で覚える」場面が多くて、最初は正直バタバタでした(笑)。でも、わからないことは先輩たちに気兼ねなく聞ける雰囲気なので、意外とすぐなじむことができました。
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私も異動を経験していて、前の部署は「JRAレーシングビュアー」の制作を行う部署でした。土日勤務が中心だったのですが、今の映像制作グループは平日がメインなんです。最初は生活リズムの変化に少し戸惑いましたが、今では土日を有効に使えるようになりました。
Y・O -
M・A 映像部は比較的若い世代が多い部署ですよね。自分の部署も年の近い先輩がいるので相談しやすいです。
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そうですよね。私も映像の編集で煮詰まったときなんかは、先輩たちに相談させてもらっています。私のような若手が考えた企画が通ることもありますし、風通しのいい職場環境だと思いますね。
Y・O -
C・T プロモーション事業部のサービス事業課は、社内でもたぶん一番おしゃべりな部署だと思います(笑)。普段はにぎやかですけど、イベント当日は急に全員スイッチが入って、すごい集中力を発揮するんですよね。あのメリハリが結構好きです。
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C・Tさんのお話を聞いていると毎日楽しく仕事をしている雰囲気が伝わってきます。私の所属する通販・優駿グループも似た雰囲気で、30代の若い先輩が多く、とにかく話しやすい部署です。グループリーダーが毎日スタッフみんなのコーヒーを淹れて声をかけてくれるので、自然と会話が始まるのがありがたいです。
K・T -
M・A そういうちょっとした空気づくりって、働きやすさに直結しますよね。研修もそうでしたけど、うちの会社は困ったときに誰かが自然と助けてくれる感じがあります。
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研修で言うと「JRA関係団体研修」は印象的でした。実際に競馬開催日に競馬場へ赴いて、検量室や裁決室、決勝審判室などを見学したことで気が引き締まったというか。「自分もこれからプロとして競馬を支えていくんだ」という気持ちが強まりました。
K・T -
C・T 入社1年目はOJT制度もありがたかったですよね。私はトレーナーと1対1で振り返りをしてもらったおかげで、社会人としてのマナーや立ち居振る舞いも身につきました。今は自分がOJTトレーナーの立場なんですけど…当時の先輩みたいにうまくできているかどうか、ちょっと不安です(笑)。
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十分頼もしいと思いますよ。多様な研修と手厚いサポートはもちろんですが、若い世代が安心してチャレンジできる雰囲気もすごく大事。私たちもこれから下の世代につなげていきたいですね。
Y・O
CHAPTER
05
自分の成長とこれからについて
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Y・O 正直、入社したばかりの頃は「自分が好きなことを突き詰めたい」タイプでした。でも仕事を続けていく中で、お客様や周りのスタッフのことも考えながら企画や制作を進められるようになってきたと思います。視点が増えたというか…成長できた部分かなと思っています。皆さんはどうですか?
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中継業務って、自分で判断して指示を出さないといけない場面が結構多いので、自然と何事も自分から動く意識が身につきました。ただ指示を待ったり、判断を他の人に頼ったりするのではなく、主体的に仕事をするようになりましたね。
M・A -
Y・O 中継業務は時間との勝負ですし、即時の判断が求められるので、「待ち」の姿勢では務まりませんよね。
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はい。現場で鍛えられました(笑)。
M・A -
C・T 私の場合は、1年目は先輩たちの仕事ぶりを見て「自分には絶対できない」と思っていたんですけど(笑)、2年目になってメインで業務を担当する機会が増えたら、意外とちゃんとできている自分がいて。プレイヤーとしてしっかり動けるようになったことが、一番の成長かなと思っています。
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私は入社前、あまり自分の意見を言うタイプではなかったんですが、今は積極的に手を挙げられるようになりました。ちゃんと意見を出した方が周りも動きやすいし、結果的に自分も納得して進められるんだなと気づきました。
K・T -
Y・O 皆さん仕事を通じて自分の良い変化を感じているんですね。私はいつか、企画から取材、編集に至るまで、全部自分でやり切る番組を形にしてみたいです。まさに今、自分が出した企画も動いているので、まずはそれをちゃんと形にしたいですね。
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すごい!同じ映像部として頼もしいです。私も近いうちにGⅠレースの中継ディレクションを任されるようになりたいと思っています。ゴール後の馬や騎手の様子も含めて、その時々で見せるべき映像を臨機応変に指示できるようになりたいと思っています。
M・A -
C・T 私は、現場を俯瞰して判断できるようになるのが目標です。イベントはイレギュラーの連続なので、何事も慌てずに対応できる人になりたいですね。イレギュラーといえば中継業務だと思うのですが、M・Aさんが気をつけていることはありますか?
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そうですね。自分もまだ徐々に慣れている段階ですが、分からないことを予め全部先輩に聞いておくのが大事だと思っています。少しでも「?」を感じたらとにかく質問する。そうしておけば、イレギュラーが起きたときにも情報をもとにすぐに対応ができます。
M・A -
K・T それ、大事ですね。先輩も質問に対して丁寧に答えてくれますし。私はリーダーシップを持って業務を進められるようになりたいです。後輩が入ってきたときに自信を持ってアドバイスできるよう、今から少しずつ準備しておきたいです。
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それぞれ目指す方向は違いますけど、「もっと成長したい」という気持ちは同じですね。
Y・O -
K・T 今回あらためて話をして、自分自身もさらに前に進みたいという気持ちになりました。
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そうですね。では、また数年後に成長したこのメンバーで座談会をやりましょうか!
M・A -
C・T そのときはもう少し余裕のあるトーンで話したいですね(笑)。